ヤマトがアマゾンの即日配達から撤退。
今後の価格交渉が決裂すれば完全撤退もありそうだ。
そして、ブラックな雇用状態や残業代不払いをアマゾンのせいにしてイメージアップ。
さらにアマゾン以外の荷主も値上げ通告、値上げを飲まないなら荷物を出さなくても結構という高飛車な態度。
ヤマトのトップは経営者の鏡だ。
こんな芸当は多分、ヤマト運輸以外には出来ない。
ヤマトの残業代不払い騒動以降に起こったこと。
Amazon即日配達からの撤退
アマゾン即日配達料金の見直し
アマゾンへの値上げ要請
即日配達からの撤退
※ドライバーにただ働きさせることとアマゾンは無関係だかAmazonのせいにして成功するところが流石豪腕で巧みなヤマトの広報
一般荷主への大幅値上げ通告
交渉ではなく通告、条件が飲めないなら荷物を出さなくて結構という殿様ぶり
大口荷受人への配送条件改悪の通告
交渉ではなく通告、条件が飲めないなら荷物を届けられないという殿様ぶり
広告を仕掛ける側であるはずの電通ですら地雷を踏んだブラック企業のレッテルを貼られる労務問題。
これをAmazonを悪者にして一気に経営体制を万全にしてしまった。
ヤマトの経営センスは素晴らしい。
薄利多売に明日は無い
例えばダイソーは絶好調だかDAISOに依存した老舗企業は潰れた
薄利多売で一社に依存する危険性
それ何よりもわかっているのは、かつて三越に依存していたヤマト運輸
しかし、災い転じて福となす、ヤマトに経営には驚いた。
株価はアマゾンの即日配達からの撤退に無反応。
アマゾンが負担ばかり大きく利益になっていないということは折込済みだった。
また商品やサービスを値上げして潰れた会社は無い。
そのため、強引な値上げにも無反応。
もしかすると、次期以降の決算が良くなることも織り込み済みかも知れない。
儲からない仕事を断って、売上を減らす、そして儲かる事業に注力する。
経営の教科書には書いてあることだが本当に実行するのは難しい。
ヤマトのトップはプロの経営者だ。