アマゾンで換金性の高い商品を売るのはリスクが高いです


Amazonで換金性の高い商品を売るのは危険だという一例。

アマゾンは厳しくチェックすれば重複登録をほぼ100%補足可能。
しかし、購入者の重複登録などしたら購入者が減ってしまう。

そのためバイヤー購入者の重複アカウントはかなり緩いチェックしかしない。
セラーの重複アカウントは割りと厳しくチェックしている。

しかし、ひどい解説をしたニュース記事だ。
解説に突っ込み解説を入れた。

ひっかかってしまった。

お店というのは、品物が破損したり、万引きにあったりなどなど、あれこれ損害も予算に含んでいるものです。しかし、予算が無駄にならないようにしっかりとクレーム理由などを調査するのが普通。

小売業の実態を全くわかっていない解説。

商品紛失の原因の大部分は従業員によるもの。
万引きや騙し取る購入者など微々たる割合なのでクレーム理由を調査する予算や人手をかけるなど無駄。

それから、気軽に返品できずにアレコレ調査などしたら評判が悪くなって売れない。

が、ネットショッピングの巨人Amazon(アマゾン)は、組織が巨大すぎてそこが甘かった。膨大な売り上げ量とお客様第一主義によって、あまり力を入れていなかったのがクレームに対する調査。なんと、とある夫婦が、 この甘さを利用して米Amazonから120万ドル(約1億3500万円)相当の品を騙しとっていたのです。

Amazon詐欺を行なったのは、インディアナポリスに住むFinan夫婦。品物が届かなかった、届いた品が壊れていたなどのクレームをつけ、返品・返金することで商品を騙しとっていました。

それも、GoPro、Microsoft Xbox、Samsungのスマートウォッチなどなど、合計120万ドル相当。夫婦は今年5月に逮捕され、先日有罪判決にて最大20年の懲役。返品・返金調査がいくらザルだとしても、120万ドルもだましとられるなんて…、と思いますが、この夫婦は何百ものフェイクアカウントを使って、トラッキングされないように詐欺をしていたといいます。

ちなみに、Amazonからの申告で発覚したのではなく、インディアナ州警察と国税庁の調査で発覚。ということは、大量の商品を騙し盗られていた張本人=Amazonは、事が明るみになるまでまったく気づいていなかったということです。

Amazonにとって、今回逮捕された夫婦による損害なんて痛くもかゆくもないのでしょう。ただ、こういう人が他にもいると思えば、真の損害額は一体いくらになることやらば。


アマゾンでの売上の60%程度は売主がアマゾンでない第3者サードパーティー。
破損は、輸送会社がサードパーティーの負担になる。
輸送の不達は輸送会社か保険会社の負担になる。

つまり1億3千万円のうちアマゾンの損害は気が付かなくて当たり前くらいに小さい。

ところで英語の元記事をチェックすると内容が全然違う

Couple admits to stealing $1.2 million from Amazon

Muncieのカップルは正式にオンライン小売大手Amazonから120万ドル以上の商品を盗むことを認めた。

先週、Erin Joseph Finan(38歳)とLeah Jeanette Finan(37歳)は、インディアナポリスの連邦地方裁判所で詐欺やマネーロンダリングをしたことを認めた。

Tanya Walton Pratt裁判官は11月9日に判決を下した。

両訴訟は最大20年間の懲役条件と500ドルの罰金を科す。

嘆願書の条件の下で、この夫婦は原状回復に1,218,504ドルを支払うよう命令される。

また、刑事訴訟では、刑期が7年未満、刑期が3カ月になると、フィナンシャル被告が控訴権を放棄するよう求めている。

ニュースソースを元に、事実に基づかないフィクションを書く。
これをNewsと呼ぶのだろうか?
イヤ日本でNewsと呼ばれているものは、全てこういう状況なのかも知れない。

もとい、アマゾンで換金性の高い商品を売るのは危険です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA