Amazonオーストラリアも楽しみだが、Amazon.comの復活も期待できそうだ


ジェフペゾスがAmazonでどんな方向に進もうとしているのか?

ここからの話は月10万~100万円稼げれば御の字で面倒なことは考えたくないなら読まなくても問題ない、ブランドとかマーケティングの話です。

Australiaでアマゾンはブック市場を制覇できるか?

本の市場シェアは、あまり重要ではない。
アマゾンにとって本を売ることは市場調査のための行為

何の本を買ったかわかれば、顧客の嗜好は手に取るようにわかる。
そして、顧客の嗜好に合わせた商品を適当なタイミングで勧めるのがアマゾンの販売システムの強み。

これに、買いたい品の在庫を切らさない在庫管理システム。

そして、すぐに梱包して発送する配送サービス。

販売システム、在庫管理システム、配送の3つの仕組みをライバルより高いレベルに維持して弱点を作らないことが、アマゾンの強さの源。

 

ジェフペゾスの野望は小売業の世界を制覇すること

この世界制覇のモノサシが、売上高なのか、利益なのか、時価総額なのか

アマゾンが売上高で世界を支配すると目指しているなら、私たち販売者にとってプラットフォームとしての魅力は乏しい。

幸い、ジェフ・ペゾスは利益あるいは、時価総額重視で世界制覇をしようとしているようだ

世界小売業売上ランキング

1位 ウォルマート 売上 57.8兆円 時価総額 25.9兆円

2位 コストコ 売上 13.9兆円 時価総額 8.6兆円

3位 クローガー 売上 13兆円 時価総額 2.1兆円

 

10位 Amazon 売上 13兆円 時価総額 9.5兆円 時価総額 56兆円

一番市場のデカイ所は低所得者、薄利多売。

しかし、薄利多売は儲からないのでジリ貧になる。

 

薄利多売の巨人ウォルマートは10年前は脅威だったが今や怖い相手では無くなった。

2007年の世界の小売業時価総額ランキング

ウォルマート 時価総額 19.4兆円

Amazon   時価総額 3.4兆円

 

パレードの法則

売上の80%は20%の顧客によってもたらされる。

利益の80%は20%の顧客によってもたらされる。

 

しかし必需品の市場シェア80%をとっても小売業の利益の80%がとれるワケではない。

むしろ、必需品の市場シェア80%をとった場合、小売業全体で得られる利益の20%しか取れない。

 

統計が困難だが、恐らく正しい利益シェア

小売業の利益の80%は20%の贅沢品によってもたらされる。

 

 

小売業の利益シェア80%をとるなら必需品以外のシェア80%をとるしかない。

 

80%を超えるシェアを獲得できた企業は少ない。

80%を超えるシェアを獲得出来た例は全盛期のデビアスとスタンダードオイル、越後屋(三越)くらい

しかし、前例があるなら出来ると考えるのがジェフ・ペゾスだろう

高級食料品と高級酒を購入する顧客を取り込むと利益率がデカイ

 

自然・有機食品小売り大手の米ホールフーズ・マーケットWFM.Oを買収

 

amazon bar
Amazon Bar扱い商品

アマゾンバーイベント

テタンジェ シャンパン
獺祭
シカゴプレミアム クラフトビール

エビスマイスターロイヤルリーフをバカラグラスで飲む
トマーティン36年、マッカランリフレクション、メーカーズマークカスクストレンクス 超プレミアムウイスキー
カールスバーグ

ソムリエが伝授する世界ワインノ飲み比べ
ブレードランナー2049 ジョニーウォーカー試飲会
マスターバーテンダー夢の競演

樽詰め前の原酒が飲めるジャックダニエル限定イベント

 

水は低い場所に流れるものだから、放っておけば客層は下がる。

そしてアマゾンは相当意識して客層を挙げる努力をするようだ。

 

自然に任せて売上を伸ばすのではなく、ブランドイメージを上げることに成功すればAmazonは非常に稼ぎ易いプラットフォームになる。

Amazonオーストラリアも楽しみだが、Amazon.comの復活にも期待したい。

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